触れる造形展2007を振り返る
明けましておめでとうございます。
展覧会が年末だったこともあって、大盛況だったうれしい余韻に浸る間もなく、怒濤のように過ぎていった2007年。おかげさまでいい締めくくりができ、素晴らしい一年となりました。
ご来場いただきましたみなさま、そして、「触れる造形展2007」ばかりでなく、一年を通して、ご協力、ご支援いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
心より深く感謝申し上げます。
一昨年は、20日間で1,200名の来場者にお越しいただきましたが、今回は、会期は1/3にも関わらず1,321名という実質約3倍以上の多くのみなさまに楽しんでいただくことができました。
普段「お手を触れないでください」と言われてしまう芸術鑑賞の環境において、いかに触れてみたいと思っていらっしゃる方が多いかということ。もちろん、それは目の不自由な方々だけのことではないのです。
実際に触れてみて、感じること、感動することがたくさんあることを気付いていただけたことなど、この展覧会をとおして学んだことは、主催者、鑑賞者ともにたくさんあったと、前回に引き続き感じております。
また、多くの文化ボランティアとともに、触れることができることと作品をぞんざいに扱うことは違うこと、
より作品に近づき、感じ、感動し、好きになることで自ずと「大事」にしていくことなど、
「ルールと思い」もお伝えできたのではないかと思います。
何より、芸術は作品だけでなく多くの人との関わりであることを感じている方が多かったことがとてもうれしいです。
本来あるべき「芸術とのあり方」を自然に感じていただけたのではないでしょうか。
約二ヶ月半に及んだ文化ボランティア研修の様子や、展覧会の企画、準備、会期中の様子など詳しい内容をホームページにてご紹介いたします。
近日公開。お楽しみに♪