今年も甑島へ旅する

ぱんだです。

今年も正しい夏休みを過ごそうと甑島に行きました。

KOSHIKI ART PROJECT とともに出会った甑島。

もう私にはなくてはならない島になりつつあります。

作品のありかを教えてくれるフラッグに導かれながら島を歩くと、

自分にとっての非日常の世界へいつのまにか足を踏み入れていて、

思考も、感覚も、すべて非日常化していきます。

不思議だね。

島の人にとっては全くの日常なのに。

その面白さを島の人も少しずつ気付き始めていると

林太郎くんは言ってたなぁ。

甑島の私の師匠(私が勝手に思っている)、時彦さんの作品が並ぶ田んぼ。

時彦さんの展覧会を鹿児島でさせてもらったお礼も兼ねて訪れた今年の甑島。

時彦さんは、満面の笑みで迎えてくださって、私もうれしくて話込んでいる

うちにお昼ごはんまで一緒に食べさせてもらった。

新作が並ぶ縁側を眺めながら、

またしても、面白く、切なく、色鮮やかな話をたくさん聞けた。

なぜこんなに時彦さんの作品に惹かれるのかわからない。

生きることへの愛情というのかな、生きるということの意味や価値を知って

いて、それがそのまま表れている時彦さんと時彦さんの作品・・・かな。

そんな時彦さんに影響を受けて作品を作る若き作家が毎年いるんだとか。

そうだろうなぁ。

そんな時彦さんの血を引く林太郎くんが KOSHIKI ART PROJECT を

始めた意味がわかるような気がして。

島とともに生きることは、愛することに他ならない。

そして、そんな生き方は島が教えてくれるのかもしれない。

よそ者にはわからない、島の過酷な日常と苦悩の歴史が言葉の端々に伺える。

でも、文化や芸術を作り出す力って、

そんな世界じゃないと生まれないような気がする。

ずっと続いて欲しいな。

KOSHIKI ART PROJECT と

生きることを愛せる生き方。

また、来年ね、甑島。