「かわなべ森の芸術祭便りvol.20 毎日が感動!」
3日連続、今日も感動の1日だった。
子ども交流プロジェクトで、鹿児島市立名山小学校の5年生全員が川辺にやってきた今回。初日は、この「かわなべ森の学校」に宿泊するとともに、いつもちょっと違ったさまざまなアート体験をすることになっているのだ。
地域の見学をひととおり終わった子ども達は、南九州市立大丸小学校へ、そのままバスで移動。
大丸小学校の1年生から6年生までの全員との変わった交流を体験しに来たのだ。
]ドイツで長く活躍されたオペラ歌手の中村かし子さんの素晴らしい指導のもと、言葉ではない、歌と心の交流が始まった。
私は音楽は専門ではないけれど、今回の企画概要は、すべて私の方で決めさせていただいた。
アートを通した交流、言葉じゃなくても心を通わせ多くの人たちと仲良くできるんだということをきっと実感してもらえるはずと、根拠はないけど信じていた。
とはいっても、音楽の企画なんてやったことないし、うまくいくかどうか、本当にずっとずっと不安だった。始まっても不安だった。
しかし、不安は、すぐに感動の涙に変わって、進行もできないほどになってしまった。
何回もの打合せを行いながら、私の思いを真から理解してくださった中村さんは、私の思っていた以上の素晴らしい企画へと盛り上げてくださり、子ども達のキラキラとした感性とまっすぐな心があふれんばかりに会場に広がっていた。
根拠のない自信は確信へと変わった。
思いが形になった。
ここに居合わせた人みんなが幸せになったこの瞬間。
協力してくださった本当に多くの方々に心からお礼を申し上げたい。
感動をありがとう!