写真展 European Eyes on Japan / Japan Today vol.9 を終えて
●写真展
「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイvol.9」プレ・イベント
日本とヨーロッパの文化支援の一環として1999年から開始された写真プロジェクト「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイ 」。 ヨーロッパで活躍する第一線の写真家を日本に招き、毎回、地域を決めて撮影を続けています。 第9回目の撮影となる今回は、英国、ルーマニア、オランダ出身の3人の写真家が離島も含めた鹿児島県内で撮影し、その写真展は2008年4月8日から20日まで鹿児島市立美術館で開催されました。 この写真展において、PandAは会場管理やお客さまへの説明、アンケート回収など会期中の現場運営を担当しましたが、 展覧会に先立って開催された三つのイベントを主催し、作家さんたちや写真展を企画されたキュレーターの方を交え、 鹿児島の人たちとの生の交流を多様な切り口で展開しました。
●第1回PandAアートミーティング(セミナー)
写真家スティーブン・ギル氏、ニク・イルフォヴァーヌ氏による写真展
「日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイvol.9」を100倍おもしろく観る方法
■日時:2008年4月5日(土) 14:00 より
■場所:かごしま県民交流センター 大研修室 第4
■講師
●スティーブン・ギル氏(写真家・イギリス)
●ニク・イルフォヴァーヌ氏 (写真家・ルーマニア)
●菊田樹子氏(キュレーター)
■司会:早川由美子
写真家2名の今ままでの自分の作品のプレゼンテーションと、キュレーターによる写真展の見どころやエピソードなどのレクチャーがなされた。
●写真ワークショップ ~まちなかハイキング de 写真を撮ろう!~
■日時:2008年4月6日(日)
9:30 集合 10:00 出発 12:00 終了
■集合場所:鹿児島市立美術館前庭
■講師:スティーブン・ギル氏
(ニク・イルフォヴォーヌ氏、川上芳明氏も参加)
■コーディネーター:早川由美子
プロカメラマンと一緒に、街中から城山へハイキングしながら写真を撮る。城山の頂上の広場では「写真でかくれんぼ」ゲーム。鬼は隠れている人を見つけたらカメラに収める。これが思いもよらない写真が撮れて新鮮なオドロキ。さらに木の枝から舞落ちる葉っぱを追って写真を撮るゲームでは、動く被写体に参加者は四苦八苦。しかし写真の思いもよらない面白さを知ったワークショップとなった。
●「鹿児島」を撮影した写真家による「鹿児島」についてのシンポジウム
■日時:2008年4月6日(日)13:30~16:00
■場所:かごしま県民交流センター 中ホール
■ パネラー: ニク・イルフォヴァーヌ氏 スティーブン・ギル氏
川上芳明氏 コジノリョウ氏
■コーディネーター:ジェフリー・アイリッシュ氏
■司会:早川由美子
第一部は、ヨーロッパの写真家と鹿児島在住の写真家が撮影した、それぞれの「鹿児島」の写真を、本人から着眼点や魅力などの解説とともに見る。第二部は、見た写真をもとに、会場から感想を述べてもらったり、質問を受けながら、各写真家からいろいろな思いを語ってもらい、意見交換して、写真の面白さを発見するトーク&ディスカッション。コーディネーターに地元紙に連載をお持ちの鹿児島在住アメリカ人、ジェフリー氏を迎え、国際色豊かなイベントになった。
●European Eyes on Japan/Japan Today vol.9
日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイ vol.9
2008年4月8日(火)~20日(日)
鹿児島市立美術館
ヨーロッパ各国より招聘した気鋭の写真家が、「現代の人間と暮らし」というテーマのもと、外からの眼で日本をとらえ、作品を後世に残す写真プロジェクトです。
気鋭のヨーロッパ人写真家によって切り取られた、鹿児島県の現在。初めてこの地を訪れた、イギリス、ルーマニア、オランダ出身の写真家がとらえた何気ない風景や場面は、身近すぎて見過ごしてしまいがちな私たちの日常を、改めて考えるヒントを与えてくれました。
●展示写真に見入る人々と展覧会の風景
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