最後の企画展パンフレット
2019年12月より約4カ月にわたり実施してきた10周年企画のグランドファイナルとなる「P≠SHOP蔵出し展ファイナル」。
3月20日~31日の12日間、共にP≠SHOPのメンバーとして歩んでいただいた15名の作家の作品展示と販売を行う、P≠SHOPとして最後の企画展でもあります。
P≠SHOPのパンフレットとしても、今回が最後ということで、イラストを大寺聡さん、デザインをstudio pekepeke の上久保諒さんにお願いしましたら、素晴らしいモノを作ってくださいました。
2007年から他の事業においても何かとイラスト制作をお願いしていた大寺さんですが、マルシェPANDAをP≠SHOPにリニューアルする際に、ロゴやキーカラー決定などの他、ショップカードや広報用チラシのフォーマット作りなど、ブランディングも手掛けていただき、自らもP≠SHOP登録メンバーとして盛り上げていただきながら、P≠SHOP活動を最もよくご理解いただいていた方だと思っています。その経緯もあって、今回、最後のP≠SHOP企画展のパンフレットもご依頼しました。
キーカラーの特色オレンジは、出力方法によって発色が安定せず、何かと悩んだことも多かったのですが(笑)、最後の最後にその特色が一番綺麗に出ている気がして、イラストそのものをそのように描いてくださったのだと、出来上がってきたものを見て思うことでした。イラスト初案を見た時は、私の思いとしてさまざまなものを内包させていたP≠SHOP活動の有り様を描いてくださった気がして、胸が熱くなりました。
そして、特色の発色も含め、何かとこだわる私に丁寧にお付き合いくださった上久保さんにも心から感謝しています。
2017年2月~2019年3月の約2年強、PandAの広報デザイン関連全般の業務委託をお願いしていた実績から、上久保さんには、この4カ月にわたり実施される10周年企画に対し、昨年6月頃から、デザインでずっと伴走してくださっていて、概要ポスターに始まり、個展など5つの企画の各種媒体制作から施工まで、予算とやらなければならない事の間で悩む私に、適切なアドバイスと心配りのある作業で常にサポートいただきました。
まだまだ、本番はこれからで、私がやるべき事も、お2人にもやっていただかなければならないことも山積みですが、新型コロナウィルス感染対策という予期せぬ事態に翻弄する中、こうして確かな形がココにあることの存在感は、まさに開催するかしないかで揺れる渦中の私にとって、何よりの励みであり、なぜやるのかの思いに引き戻す力強さなのです。