第15回定期総会を終えて
2004年に始めたNPO活動が15年目を迎えた。
法人としての第15回定期総会も無事に終えて、その後の懇親会では自分でも様子がおかしいなと思う程騒いでしまった。
大きな節目なのに決算が厳しかったこともあって、この2ヶ月程その調整も含めさまざまな段取りが大変だったからだろうと思う。
躁うつ的にはしゃぐ自分に、自分が感じている以上に重い物を抱えていたんだと自分でも驚いた。
でも、その「閉じていく段取り」は、気分的にはきつくはなかった。まさに、巷で流行りの断捨離のような感じで、だんだん心が軽くなるような感覚も覚えつつ、愛おしかったり、寂しさも感じたりしながら黙々と地道な作業が続いた。
やりたいことがいっぱいで、直感でいいビジョンが見えたものはどんどん手掛け広げてきた活動も、数年前から精神的にも体力的にも落ち着き始め、本当にやりたいことを丁寧にやっていきたいと思うようになっていた。そんな思いや言葉はその通りになっていくもので、決算の数字で背中を押されるように一気に事を進めることができ、いろいろなタイミングも見事に合って、ああ、やはりこれでよかったんだと、新しく生まれ変わる感がたまらなくうれしくてはしゃいでしまったのだろうなと思う。
もともと、私の思いを実現させるために始めたNPO活動。私らしくなくては、その意味を失い、私自身も苦しくなるのも当然だったのかもしれない。いつも間にか、仕事は事業拡大を意識した選択をし、やりがいの意味を履き違え、私らしくない毎日は心と体を蝕んでいった。でも、同時にそれで得たものも大きく、その意味がこれからわかるのかもしれないと思っている。
いずれにしても、私ができることで私自身が暮らす社会の一員として何かやれるのではないかという「原点回帰」の15年目。
私自身が、何に出会い、何を感じ、何を与え、何を得るのか、とても楽しみである。
写真は、法人設立に大きく貢献し、その後もずっと活動を支え続けてくださっている功労者の理事A氏が、懇親会で大好きな焼酎をひとり楽しんでいる様子。
下戸なのにお酒好きが好む食べ物が好きな私は、その夜のヒットはいぶりがっこのクリームチーズ載せだった。