今年最初の霧島アートの森
今年最初の霧島アートの森は、真鍋大度/ライゾマティクスリサーチから。
10月に偶然、真鍋大度さんにお会いする機会があって、そこがちょうど桜島が目の前に見える場所だったこともあって、静かに眺め観る真鍋さんの姿が印象深かった。
だからこそ、会期はじめに行きたかったけれど、時は芸術の秋!何やらかにやらでめちゃくちゃ忙しく、車で片道1時間半の霧島に行く事はなかなかに難しかった。
この日は、今回の展覧会のコーディネーターである四元朝子さんの最後のギャラリーツアーの日でもあって、とても楽しみにしていて、やっぱり同じことを考える人はたくさんいてめちゃくちゃ参加者が多かった。ツアーに参加しない鑑賞者もたくさん!ツアーにつかず離れずしながら、作品の列に並び、全部鑑賞。最初の作品はどう向き合っていいものか当初戸惑ったけれども、順番に観て行くと、制作者が何を意図しているかが分かった気がした。肝は、脳科学と技術、そしてそれがアーティストとの作品作りの中で進化していった様を体験させるものなんだと思った。
楽しかった〜! ちょうど混んでいたこともあってか、ここまでじっくりと作品を堪能したのは珍しいかも。3つ目の画像を含む映像が観れるあのドームが欲しい(笑)睡眠中の脳内処理を可視化してるようだと直感的に思った。なぜか心地良く離れがたし。脳が喜んでるというか。ストーリーを持たない抽象的な音だけでもそういう効果があると以前体験したけど、音と映像つまり聴覚と視覚の調和は更に効果が高いように思った。脳内ストレスデトックスに良さそう。毎晩寝る前にドームに入って脳内処理の前処理をしてあげたら、より高度な脳内整理をしてくれるのではなかろうか。
さまざまなシーンでこれまでもこれからも目にするであろう真鍋大度さんとライゾマティクスリサーチの作品。
リアルと映像・音の可能性を追求していく様をずっと追っかけてみたいと思った。