アートマネジメント入門編 受講動機トップの「広報について学ぶ」
台風接近で開催が危ぶまれたアートマネジメント入門編第4回目の講座は、「広報・PRについて学ぶ」でした。
本講座への参加申込みの際に、その申込動機として最も多かったのが広報について学びたいでしたので、まさに受講生のみなさんにとって待ちに待った講義でもありました。
にもかかわらず、天候不良でどうしても参加できない方々もいて、何とも世の中はうまくいかないものですね。
講師の四元朝子(よつもとともこ)さんのこれまでの活動紹介から始まった講義ですが、受講生のみなさんはその類まれなキャリアに聞き入っていました。
その事例に絡めるように多岐にわたる広報という仕事をわかりやすく説明していかれる四元さん。国内外で長く広報に携わってきた方だからこそ導き出せたポイントや広報という立場で忘れてはならない視点といった貴重なお話をたくさんしてくださいました。
こういう方がこの鹿児島に帰ってきてくださって本当にうれしいですね。
偶然に同席いただくことになった美術手帖のTさんや本講座を都度追いかけてくださっているNHK鹿児島のOさん、というマスコミの方々にも四元さんからの質問にお答えいただく形でご参加いただき、リアルな現況もお聞きできるという充実した時間が過ぎていきました。
後半は、前回の講義でチラシをデザインした同じチームで、そのチラシの広報も含めた広報計画を整理するワークショップ。使用した計画整理用のワークシートも貴重!長期的で段階的な取組みが必須の広報では、つい忘れがちないろいろもこのワークシートがあれば次から始まる実践編でも丁寧に対応していけることでしょう。
今回で座学編4講義がすべて終了し、受講生には戦いに必要な装備を全部渡せたことになります。
講義の最初はキャンディ企画で甘く和んでいた雰囲気も、講義の最後には、次回からの実践編に向けた宿題も出され、大きな山を登り始めなければならないことにいよいよ真剣な顔となってきた受講生のみなさんは、不安そうに会場を後にしていました。
本講座の醍醐味はこれから。それは運営側も同じこと。講座後の打合せでは、気合を入れていきましょう!と、大きな山を受講生とともに登る覚悟を決めたのでした。